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信託ができる財産

委託者（財産を保有する人）が受託者（財産の管理・処分を託される人）に託す財産を「信託財産」と言います。

信託ができる財産の種類には制限がなく、理論上はあらゆる財産を信託することが可能ですが、実務上よく信託されているのは、次の３つです。

　信託により、管理・処分の権限が受託者へ移ります。

　信託により、名義と管理・処分の権限が受託者へ移ります。

　信託により議決権は受託者へ移ります。

信託ができない財産

次のものは、信託をすることができません。

　債務は信託をすることができませんが、債務引受は別途可能です。債務引き受けをすることで、実質債務を信託することと同じ状態にすることができます。